分子スピンシンポジウム

第7回シンポジウム(公開)−分子スピン:ナノ磁石から生体スピン系まで−

主 催: 本科研費総括班
後援: 日本化学会
日程: 7月21日(金)〜22日(土)
場所: 石川ハイテク交流センター
http://www.ishikawa-sp.com/isp/htcenter/index.html
 
参加費: 無料
参加申込締切 7月7日(金)
懇親会費: 5,000円(予定)
問合先: (名大院理)阿波賀邦夫
TEL: 052-789- 2487   E-mail: awaga@mbox.chem.nagoya-u.ac.jp


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◆一般申し込み

締切: 平成18年7月14日(金)
宛先: 阿波賀(awaga@mbox.chem.nagoya-u.ac.jp)および
横山(yokoyama@ims.ac.jp)
  氏名:
所属:
職:
懇親会:参加or不参加(5,000円(予定))

<<<班員の方へのご案内>>>


◆分子スピンNo.7原稿(発表要旨)
  

口頭発表、ポスター発表をされる計画代表者(全員)と独立分担者は、 分子スピン通信No.7にご執筆をお願いします。
発表1件につき要旨も1件に限ります。
フォームは添付ファイルをご覧下さい。
なお、口頭・ポスター発表をされない独立分担者の先生方でもご執筆 いただければ掲載いたします。
また、原稿はホームページ上でも公開されますのでご了解下さい。

締切: 平成18年6月20日(火)
宛先: 阿波賀(awaga@mbox.chem.nagoya-u.ac.jp)および
横山(yokoyama@ims.ac.jp)
記入要項: ファイル形式はMSWordpdfです。
詳細:A4で2ページ。添付ファイル参照ください。
可能な限りWordファイルとPressQualityのPDFファイルの両方を お送り下さい。



◆ポスター発表について

今回は口頭発表の方はポスター発表ありません。ポスターの聞き手が少ない ことを反省して口頭発表者のポスターをなくしました。ご注意下さい。
口頭発表のない計画代表者の方は全員ポスター発表1件をお願いします。 通常通り1件に限らせていただきます。
口頭発表のない独立分担者の方も なるべくポスター発表1件をお願いします。下記をご連絡下さい。
ポスターボード 横105 cm× 縦170 cm

提出するもの:  ポスター題目:   発表者名:
締切: 平成18年6月16日(金)必着
宛先: 阿波賀(awaga@mbox.chem.nagoya-u.ac.jp)および
横山(yokoyama@ims.ac.jp)



◆メンバー更新

やや古いですが、 http://msmd.ims.ac.jp/molspin/07meibo.htmlhttp://msmd.ims.ac.jp/molspin/letter5.pdf で一覧をご覧いただけます。
情報漏れのないようご連絡下さい。追加、削除、 変更、訂正等わかるようにお願いします。 締切:随時更新あり次第お願いします。
印刷に間に合わせるには平成18年6月20日(火)が締切です。

宛先:阿波賀(awaga@mbox.chem.nagoya-u.ac.jp)および
    横山(yokoyama@ims.ac.jp)
<プログラム>
 
7月21日(金)
[座長:阿波賀 邦夫]
13:30-13:40 はじめに
13:40-14:05 【O01】フォトクロミック磁性スイッチングシステムの展開 (九大院工)松田 建児 (A01-06)
14:05-14:30 【O02】極低温マトリックス分離法を用いた光NO発生剤の分解過程の直接観測 (東大院総合)村田 滋 (A02-07)
14:30-14:55 【O03】ディスコチック液晶分子修飾金ナノ微粒子
    −溶媒効果による自己集積化制御−
(北陸先端大)山田 真実 (A02-07)
14:55-15:20 【O04】単一分子の物性評価及びナノスケール測定技術開発 (情報通信研究機構)照井 通文 (A01-02)
15:20-15:45 Coffee Break
[座長:横山 利彦]
15:45-16:10 【O05】強磁性酸化物ナノギャップ電極の分極率評価と 酸化物上有機半導体薄膜の形成 (阪大産研)田中 秀和 (A02-11)
16:10-16:35 【O06】ストップトフローESR法によるニトロキシドラジカルの還元反応機構解析 (京都工繊大)田嶋 邦彦 (A03-13)
16:35-17:00 【O07】ニトロキシルラジカル/ヒドロキシルアミンをプローブとしたin vivo ESRによる生体内レドックス変化の測定 (崇城大学薬)竹下 啓蔵 (A03-14)
[座長:内海 英雄]
17:00-17:50 【招待講演】フリーラジカルと生体:脂質酸化と抗酸化における反応場の影響 (産総研)二木 鋭雄
18:00-20:00 懇親会
 
7月22日(土)
[座長:古賀 登]
9:00-9:35 【O08】ヘリコバクター・ピロリのリポ多糖による誘導型NO合成酵素発現過程 (山形産業技術振興機構)吉村 哲彦 (A03-15)
9:35-10:00 【O09】大型試料測定を念頭においた表面コイル型ESR共振器の開発 (産総研)横山 秀克 (A03-15)
10:00-10:45 【招待講演】マイクロ液体プロセス−微小溶液からの電子デバイスの直接形成− (セイコーエプソン)下田 達也
10:45-12:00 【ポスタ-】
12:00-13:00 【昼食】
[座長:菅原 正]
13:00-13:45 【招待講演】触媒とナノ構造  (北陸先端大)三谷 忠興
13:45-14:00 全体討論


ポスター
【P01】 環状チアジルラジカルおよび関連物質の電気物性 名大院理  阿波賀 邦夫 (A01-02)
【P02】 反磁性的相互作用によるタンパク質構造変化の探索 千葉大工  岩坂 正和、 九大工  上野 照剛 (A01-02)
【P03】 曲面π拡張共役型の安定中性ラジカルの合成と電子スピン構造 阪大院理  森田 靖 (A01-03)
【P04】 分子内酸化還元活性錯体のスピンと電荷の揺らぎおよび協同効果 北大院理  丸田 悟朗・武田 定 (A01-04)
【P05】 π共役スピン系をドナーとする電荷移動相互作用系の光励起高スピン状態と金属錯体の磁性 阪市大院理  手木 芳男 (A01-05)
【P06】 ピリジン環をもつN-Alkoxyarylaminylの4級化およびCu錯体の合成と磁性 阪市大院工  三浦 洋三・田中 千絵 (A01-05)
【P07】 伝導電子と局在電子の相互作用が顕在化したナノスピン系の構築 −スピンナノデバイスの基礎を目指して− 東大院総合  菅原 正 (A02-07)
【P08】 レドックス活性単分子磁石の合成 筑波大院数理  二瓶 雅之・大塩 寛紀 (A02-07)
【P09】 分子スピン量子コンピュータ:分子スピンバスの量子情報処理への展開 阪市大院理  佐藤 和信・西田 辰介・鈴木 修一・森 展之 伊瀬 智章・豊田 和男・塩見 大輔・工位 武治 (A02-08)
阪大院基礎工  Robabeh Rahim・北川 勝浩
阪大院理  上田 顕・森田 靖・中筋 一弘
分子研  古川 貢・中村 敏和
【P10】 金属ナノ粒子の相間移動とサイズ分別 兵庫県立大  八尾 浩史・佐藤 井一・木村 啓作 (A02-09)
【P11】 ナノスケール薄膜の表面化学的磁化制御と評価 −可視紫外光による巨大光電子磁気円二色性の観測− 分子研  横山 利彦・中川 剛志 (A02-10)
【P12】 CoC2の単結晶化と磁性の再解釈 分子研  西條 純一・西 信之 (A02-10)
【P13】 化学組成が規定されたチオール保護金クラスターのX線磁気円ニ色性観測 分子研  佃 達哉・横山 利彦 (A02-10)
東大院総合  菅原 正・松下 未知雄 (A02-07)
【P14】 DNA修飾型及びデンドリマー型アミノキシルラジカル集積体の水プロトン緩和能III 九大院薬  麻生 真理子・唐沢 悟・古賀 登 (A03-12)
【P15】 生体組織中でビタミンEとユビキノール-10の何れがフリーラジカル消去に寄与しているか 愛媛大理  向井 和男・小原 敬士・長岡 伸一 (A03-13)
【P16】 生体計測ESRを用いた胃粘膜傷害の発症・進展に関わる活性酸素種の無侵襲解析 九大院薬  安川 圭司・山田 健一・市川 和洋・内海 英雄 (A03-14)
【P17】 ESR/スピンプローブ法による植物のストレス応答機構の研究 山形大工  尾形 健明・加藤 光平・伊藤 智博・大矢 博昭 (A03-15)
【P18】 ニトロ化シグナルによる血管機能制御:8−ニトロcGMP生成を介するユニークな情報伝達機構 熊本大医  澤 智裕・岡本 竜哉・藤井 重元・赤池 孝章 (A03-16)
【P19】 プルシアンブルー型錯体ナノ粒子のスピン制御 産総研ナノテク  川本 徹・渡辺 英一
北陸先端大  山田 真実・三宅 幹夫
山形大理  栗原 正人・坂本 政臣  (A03-12)

第7回「分子スピン」シンポジウム報告

平成18年7月21,22日、石川ハイテク交流センターにおいて、第7回「分子スピン」シンポジウムが開催された。
最終年度に入り、特定領域としての成果の集約に向けて研究発表と討論を行った。

会議の冒頭、阿波賀より領域形成の目的とこれまでの経緯、研究の進捗現状が紹介され、これを全員で確認した。
さらに、前回のシンポジウムでも示された成果の取りまとめの青写真が説明され、各研究者が達成すべき目標を確認した。

引き続いて研究発表に移り、松田は、これまで研究を展開しているジアリールエテンの開環/閉環反応について、電気化学的制御と旋光度測定による読み出しという新しい展開を発表した。
村田は、光照射によるNO発生剤についての研究を報告し、NO発生の直接観測とNO再結合種の同定について説明した。
山田は、ディスコティック液晶を用いた金ナノ微粒子の配列制御の研究において、1次元配列構造の実現を報告した。
照井は、金ナノ粒子を分子スピン化学種で架橋した系の電気伝導度測定と、中空ナノ磁性体の単一粒子計測に関して発表した。
田中(秀)は、高いスピン偏極電子注入率が期待される酸化物強磁性ナノギャップ電極を作製と、DNAや有機半導体への応用を説明した。
田嶋は、5員環および6員環ニトロキシルラジカルとアスコルビン酸の反応をストップトフローESR法で追跡した結果を発表した。
竹下は、敗欠症モデルマウスのニトロキシルラジカル/ヒドロキシルアミンのレドックス反応をin-vivo ESRで計測した結果を報告した。

初日の最後には、産総研の二木鋭雄博士による招待講演が行われ、フリーラジカルと生体という演目でこの分野の研究動向をご紹介いただくとともに、脂質酸化と坑酸化における反応場の影響についてご教授いただいた。
この日の夕刻には懇親会が開催され、評価・助言担当の岩村秀日本大学教授、中筋一弘福井工業大学教授、三谷忠興北陸先端大学教授より激励のお言葉をいただき、班員間の交流を深めた。

7月22日、吉村はNO合成酵素がつかさどる胃内NO産生として、ピロリ菌のリボ多糖による合成酵素発現を報告した。
横山(秀)は、表面コイル型ESR共振器の開発についてその工夫と現状について報告した。
その後、下田達也博士の招待講演があリ、デバイス開発に展開されているマイクロ液体プロセスについて、その基礎と応用を丁寧に解説していただいた。
午前の残りの時間を使ってポスターセッションが行うわれ、19件の発表があった。
昼食を挟んだ午後には三谷忠興教授による招待講演があり、カーボンナノチューブ上に生成した白金クラスターの構造と特異な触媒活性についてご講演いただいた。
最後の全体討論では、特定領域としての成果について議論した。
その結果、個々の研究については予想以上の速度で進行し、また共同研究についてもいくつかの施策が功を奏して、目に見える成果が挙げられているとの認識で一致した。
総括班でこれらを分かりやすくまとめ、特定の成果として発信することを約束して散会した。

 


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